エジプト 7日目 シャルムシェイフ 2
2006年 06月 02日
この日はDahab日帰りツアーのほかに、”魅惑のベドウィンディナー”にも申し込んでいた。
これは、ベドウィン村でトラディッショナルなダンスを見ながら食事するという夜のツアー。
何度も書いたが、これが今回の旅行始まって最初のネガティブな出来事となった。
この日も8:30PMのPick Upが来たのは9:15PM。
悪ツアのPick Upは必ず遅れる。
その後、別の客を迎えに行ったりして、当地に着いたのは10PM。
掘っ立て小屋なベドウィンのウチ風な囲いがいくつかあって、その中央には丸いステージがある。
電気は点いてなく、松明みたいなのがところどころに炊かれている。
そのうちお茶を運んできたので、それを囲いの中で飲む。
それもすっかり飲み終えて、それでも寒いから松明のところに行って暖をとる。
いい加減何か始まるだろうと思っていたら、ダンサーと思われる人たちがゾロゾロ車でやってきた。
”まあ、こんなもんよね。どうせダンスはメシの後からだろうし。”とその時は思っていた。
しかし、待てど暮らせどメシは出てこない。
もう1時間は経ったのに何ひとつアトラクションもない。
この時点で半分はキレていた。
そのうちステージに電気が灯り、一人の男がくるくる回るダンスを踊りだす。
これはSufiダンスというエジプトの伝統的な踊りらしい。
くるくるくるくる、マジで死ぬほど回っている。
もう既に機嫌が悪くなってる私は松明のそばで冷ややかに見ていた。
そのうちこのダンスも終わり、”次こそメシだろー。”と思っていたら、3人の姉ちゃんと兄さんが出てきて学芸会風な踊りを始める。
そして、遂にキレた。
ドカドカと向こうのスタッフがいるところに行って、文句を言う。
「メシはいつ出るんだ!何で最初1時間も何ーんもしてないのにメシぐらい先に出せんのだ。どうなってるんだこの構成は!」
「メシはこのダンスが終わった後から出るから。」
「こんな夜中に誰が食うんじゃ!」
「これは伝統的なエジプシャンライフだから。」
(ライフとタイムと聞こえた私は)
「エジプシャンタイムだと?うちらは観光客だ。そんなアホな時間に合わせてられるか!」
「でもこういう構成だから。」
「だーかーらー、この構成どう考えておかしいって言ってるんでしょ。観光ビジネスしてるならもうちょっと観光客の身になってサービス考えろよ。ピックアップだって激遅刻したし。」
「でもこういうもんだから。」
だめだ、こいつらに話しても無駄・無駄・無駄!
怒りでメシも食う気にもなれず、
「もう別にダンスも見たくないしメシもいらん。ホテルまで今すぐ送れ。バスを開けろ。そんでお茶を持って来い!」と命令する私。
バスのオヤジと話をした後、お茶を持ってくるスタッフの男。
遠いので一人だけ送れないと言われた。
もう怒りは頂点に達しているので、バスのオヤジがジャケットを貸してくれても、いらん!といって手を振り払う。
でも、モノは試しだと思ってオヤジに、「50EPあげるから今すぐ送っていってくれない?」と金をちらつかせる。
とにかく帰りたかったのだ。
オヤジは一瞬目をキラーンとさせたけど、時間もないので無理だと断った。
ふて寝してたバスの窓からは、砂漠の星空と月がきれいに見えていた。
40分ぐらいしてみんながバスに戻ってきた。
ある若いカップルが、「すごく失望。」とボソッというので、私はそこで「そうでしょ?そうでしょ?何よ、あの構成。メシも出さずに最初なーんにもしないでさー。これってほとんどいやがらせだよね?」と問いかけた。
「うん。なんか全然パンフレットの説明と違うし、全然良くなかった。」
そのカップルはスイスに住んでいるスーダン人男性とスイス人女性だった。
そして話を聞いてくと、彼らは私よりももっとこのツアーに払っていた。
かくして悪夢のベドウィンディナーは、不満を分かち合えたことによって、最後に少しだけ怒りが和らいだ。
この日の就寝、1:30AM....。
まだ残る怒りと、死ぬほど腹が減っていたのでなかなか眠れなかった。
これは、ベドウィン村でトラディッショナルなダンスを見ながら食事するという夜のツアー。
何度も書いたが、これが今回の旅行始まって最初のネガティブな出来事となった。
この日も8:30PMのPick Upが来たのは9:15PM。
悪ツアのPick Upは必ず遅れる。
その後、別の客を迎えに行ったりして、当地に着いたのは10PM。
掘っ立て小屋なベドウィンのウチ風な囲いがいくつかあって、その中央には丸いステージがある。
電気は点いてなく、松明みたいなのがところどころに炊かれている。
そのうちお茶を運んできたので、それを囲いの中で飲む。
それもすっかり飲み終えて、それでも寒いから松明のところに行って暖をとる。
いい加減何か始まるだろうと思っていたら、ダンサーと思われる人たちがゾロゾロ車でやってきた。
”まあ、こんなもんよね。どうせダンスはメシの後からだろうし。”とその時は思っていた。
しかし、待てど暮らせどメシは出てこない。
もう1時間は経ったのに何ひとつアトラクションもない。
この時点で半分はキレていた。
そのうちステージに電気が灯り、一人の男がくるくる回るダンスを踊りだす。
これはSufiダンスというエジプトの伝統的な踊りらしい。
くるくるくるくる、マジで死ぬほど回っている。
もう既に機嫌が悪くなってる私は松明のそばで冷ややかに見ていた。
そのうちこのダンスも終わり、”次こそメシだろー。”と思っていたら、3人の姉ちゃんと兄さんが出てきて学芸会風な踊りを始める。
そして、遂にキレた。
ドカドカと向こうのスタッフがいるところに行って、文句を言う。
「メシはいつ出るんだ!何で最初1時間も何ーんもしてないのにメシぐらい先に出せんのだ。どうなってるんだこの構成は!」
「メシはこのダンスが終わった後から出るから。」
「こんな夜中に誰が食うんじゃ!」
「これは伝統的なエジプシャンライフだから。」
(ライフとタイムと聞こえた私は)
「エジプシャンタイムだと?うちらは観光客だ。そんなアホな時間に合わせてられるか!」
「でもこういう構成だから。」
「だーかーらー、この構成どう考えておかしいって言ってるんでしょ。観光ビジネスしてるならもうちょっと観光客の身になってサービス考えろよ。ピックアップだって激遅刻したし。」
「でもこういうもんだから。」
だめだ、こいつらに話しても無駄・無駄・無駄!
怒りでメシも食う気にもなれず、
「もう別にダンスも見たくないしメシもいらん。ホテルまで今すぐ送れ。バスを開けろ。そんでお茶を持って来い!」と命令する私。
バスのオヤジと話をした後、お茶を持ってくるスタッフの男。
遠いので一人だけ送れないと言われた。
もう怒りは頂点に達しているので、バスのオヤジがジャケットを貸してくれても、いらん!といって手を振り払う。
でも、モノは試しだと思ってオヤジに、「50EPあげるから今すぐ送っていってくれない?」と金をちらつかせる。
とにかく帰りたかったのだ。
オヤジは一瞬目をキラーンとさせたけど、時間もないので無理だと断った。
ふて寝してたバスの窓からは、砂漠の星空と月がきれいに見えていた。
40分ぐらいしてみんながバスに戻ってきた。
ある若いカップルが、「すごく失望。」とボソッというので、私はそこで「そうでしょ?そうでしょ?何よ、あの構成。メシも出さずに最初なーんにもしないでさー。これってほとんどいやがらせだよね?」と問いかけた。
「うん。なんか全然パンフレットの説明と違うし、全然良くなかった。」
そのカップルはスイスに住んでいるスーダン人男性とスイス人女性だった。
そして話を聞いてくと、彼らは私よりももっとこのツアーに払っていた。
かくして悪夢のベドウィンディナーは、不満を分かち合えたことによって、最後に少しだけ怒りが和らいだ。
この日の就寝、1:30AM....。
まだ残る怒りと、死ぬほど腹が減っていたのでなかなか眠れなかった。
by yyaby
| 2006-06-02 00:41
| おたのしみ