エジプト 12日目 カイロ 2
2006年 07月 06日
ここから旅Blog再開しまーす。
前回は、エジプト 12日目でした。
------------------------------------
メンフィスの後にダフシュールに向かう。
ダフシュールは遠いので、そこまで行く人は本当に少ない。
Taxiも、ダフシュールが追加されたら$10とか$15増しになった。
そういえば、この原油高のご時世、エジプトのガソリン代はいくらかというと。
(記憶は定かじゃないが、)確か1リットル40円とか50円とかそんな位だったと思う。
頭で為替を計算して、うわー、安い!って思ったのだけははっきり覚えている。
でもエジプトって油田あったっけ?
ご近所(サウジとかUAEとか)から格安で分けてもらえるのかなぁ。
話を元に戻すと。
ダフシュールは、’赤のピラミッド’と’屈折ピラミッド’があるところ。
軍事施設の隣にあるので、ピラミッドに行くときに何度か検問を通り過ぎる。
砂漠地帯で、周りはなーんにも無い。
これが軍事施設の一部らしい。
逆の方向を見ると、化学系っぽい工場群。
煙突からいかにも有毒そうな煙を出してるのが、遠くからでも確認できる。
殺伐としているダフシュール。
肝心のピラミッドを車から降りて見に行く。
これが、赤のピラミッド。
あんまり赤っぽく見えないんだけど、他と比べると赤いのかなぁ。
このピラミッドは三角錐がギザの3大ピラミッドよりもどっしりした構造なのが特徴。
しかし、写真の通り、周りに誰もいないでしょ?
赤のピラミッドは中に入れるが、おきまりで特に見どころは特に無い。
中までの道が長いので、筋肉痛になったりするらしい。(地球の歩き方談)
お次は屈折ピラミッド。
その名のとおり、斜辺(でいいんだっけ?)の途中から曲がっている。
王の死期が近いので、途中からはしょって完成を早めた?、とガイドブックには書かれていた。
この2つのピラミッドは何も無い砂漠にポンとあって、しかも人も少ないために、何だかエジプトの古代がジーンと感じられる場所だった。
Taxiに戻り、カイロに向かう。
その頃は4PMぐらいになっていたかなぁ。 途中のどこかの街で、大学か高校か分からないけど、若者たちが授業を終えて家に帰るのに出くわした。
こうやって見ると、頭にベールこそ被ってはいるけど、見た感じはNYの子たちと一緒だ。
この子たちが私の歳ぐらいになったときには、世界はどう変わっているのかなぁ...って、その時ボンヤリ思った。
渋滞はさほどでもなく、ホテルに着いた。
近くのインターネットカフェでも行こうを通りを歩いていると、一人の男がゴミの山からダンボールを取りだしていた。
何気なく目をやると、別のもう一人の男が何かを腕に抱えている。
子猫だ。
まだ生まれて間もないくらいの子猫が4匹。
男たちは英語はしゃべれないけど、「1匹持って帰るか?」みたいな事を身振り手振りで私に説明する。
私は、「母猫はどこ?」と、これまた身振り手振りで質問する。
「いないよ。どっか行ってしまった。子猫だけ。」と答える。
私は(もしかしたらどこかへ行っているだけかもしれないが)母親がいなくなってしまった子猫たちを不憫に思い、泣き出してしまった。
きっと、通りで怯えていた目の潰れたあの子猫を思い、この子たちも死んでしまうんだ!って思ったからだと思う。
それまで、ケラケラと笑っていた2人の男は、涙と鼻水を出す私を見て、急に困ったように、「大丈夫だから。大丈夫だから。」となだめだした。
確かに男たちは、何かの粉末を溶かして子猫にあげようとしていた。
それでも私はここの人たちがペットとして動物をケアするようには、とても思えなかった。
だから、鼻水を垂らしたまま、何も言わずに男たちから去っていった。
又、切ない場面に出くわした日だった...。
前回は、エジプト 12日目でした。
------------------------------------
メンフィスの後にダフシュールに向かう。
ダフシュールは遠いので、そこまで行く人は本当に少ない。
Taxiも、ダフシュールが追加されたら$10とか$15増しになった。
そういえば、この原油高のご時世、エジプトのガソリン代はいくらかというと。
(記憶は定かじゃないが、)確か1リットル40円とか50円とかそんな位だったと思う。
頭で為替を計算して、うわー、安い!って思ったのだけははっきり覚えている。
でもエジプトって油田あったっけ?
ご近所(サウジとかUAEとか)から格安で分けてもらえるのかなぁ。
話を元に戻すと。
ダフシュールは、’赤のピラミッド’と’屈折ピラミッド’があるところ。
軍事施設の隣にあるので、ピラミッドに行くときに何度か検問を通り過ぎる。
砂漠地帯で、周りはなーんにも無い。
これが軍事施設の一部らしい。
逆の方向を見ると、化学系っぽい工場群。
煙突からいかにも有毒そうな煙を出してるのが、遠くからでも確認できる。
殺伐としているダフシュール。
肝心のピラミッドを車から降りて見に行く。
これが、赤のピラミッド。
あんまり赤っぽく見えないんだけど、他と比べると赤いのかなぁ。
このピラミッドは三角錐がギザの3大ピラミッドよりもどっしりした構造なのが特徴。
しかし、写真の通り、周りに誰もいないでしょ?
赤のピラミッドは中に入れるが、おきまりで特に見どころは特に無い。
中までの道が長いので、筋肉痛になったりするらしい。(地球の歩き方談)
お次は屈折ピラミッド。
その名のとおり、斜辺(でいいんだっけ?)の途中から曲がっている。
王の死期が近いので、途中からはしょって完成を早めた?、とガイドブックには書かれていた。
この2つのピラミッドは何も無い砂漠にポンとあって、しかも人も少ないために、何だかエジプトの古代がジーンと感じられる場所だった。
Taxiに戻り、カイロに向かう。
その頃は4PMぐらいになっていたかなぁ。 途中のどこかの街で、大学か高校か分からないけど、若者たちが授業を終えて家に帰るのに出くわした。
こうやって見ると、頭にベールこそ被ってはいるけど、見た感じはNYの子たちと一緒だ。
この子たちが私の歳ぐらいになったときには、世界はどう変わっているのかなぁ...って、その時ボンヤリ思った。
渋滞はさほどでもなく、ホテルに着いた。
近くのインターネットカフェでも行こうを通りを歩いていると、一人の男がゴミの山からダンボールを取りだしていた。
何気なく目をやると、別のもう一人の男が何かを腕に抱えている。
子猫だ。
まだ生まれて間もないくらいの子猫が4匹。
男たちは英語はしゃべれないけど、「1匹持って帰るか?」みたいな事を身振り手振りで私に説明する。
私は、「母猫はどこ?」と、これまた身振り手振りで質問する。
「いないよ。どっか行ってしまった。子猫だけ。」と答える。
私は(もしかしたらどこかへ行っているだけかもしれないが)母親がいなくなってしまった子猫たちを不憫に思い、泣き出してしまった。
きっと、通りで怯えていた目の潰れたあの子猫を思い、この子たちも死んでしまうんだ!って思ったからだと思う。
それまで、ケラケラと笑っていた2人の男は、涙と鼻水を出す私を見て、急に困ったように、「大丈夫だから。大丈夫だから。」となだめだした。
確かに男たちは、何かの粉末を溶かして子猫にあげようとしていた。
それでも私はここの人たちがペットとして動物をケアするようには、とても思えなかった。
だから、鼻水を垂らしたまま、何も言わずに男たちから去っていった。
又、切ない場面に出くわした日だった...。
by yyaby
| 2006-07-06 10:06
| おたのしみ