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トライアスロンをライフワークとするYabyが綴るめしメニュー。たまにワンコもね。


by yyaby
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トルコ 2日目

今日からは早速イスタンブール観光。

イスタンブールといえば、
♪飛んでイスタンブゥーウルゥー、月の砂漠でロォーオルゥー♪ (勿論付いて来てるよネ?みんな)だけど、
実際ここに来てみて、歌の矛盾に気が付く。

砂漠なんて無いよ・・・。

この歌のおかげでイメージはすっかり中東な街だと思っていたけど、じぇんじぇん違うのだ。

確かにイスラムな国だけど、雰囲気はどちらかというとヨーロッパ。
オスマントルコが支配する前は東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の都市として反映したという歴史なので、キリスト教関連の修道院や史跡が数多く残る。
道路も古いものはそのまま石畳が残っているし、写真だけ見るとどこかのヨーロッパの田舎のよう。
ほらほら

時代時代によっていろいろな顔を持つイスタンブール。
この日行ったカーリエ博物館もそんな背景を象徴したような場所だった。

上のボクちゃんが幼稚園に行ってるので、その間にユウコと下のボクちゃんの3人で出かけた。
下のボクちゃんはとにかく泣かないので、静かな博物館とかに行っても全然OKだ。

カーリエ博物館はモザイク聖堂で有名で、15世紀にモスクに改修され、ピザンチン美術は漆喰で塗り込まれた。
WWII後、アメリカの調査団が発見、その後修復しモザイク画やフレスコ画が今に蘇った。
これがキリストのモザイク画
こっちはフレスコ画
フレスコ画もういっちょ
天井画の聖人たち

そんなに大きくないからすぐ見終わってしまうけど、ジーザスな金のモザイク画や古いタッチのフレスコ画は歴史を思い起こさせてくれる。

文化に浸った後は、腹ごしらえなのだ。
名前は忘れたけど、カーリエ博物館のすぐ隣にあるテラス席もあるレストラン。
白いテーブルクロスとグラスが数個ずつ用意されているちゃんとしたレストランだ。
平日のお昼だからお客もまばらだったけど、来ている人は着飾った金持ち風な人たちばかり。観光客というよりも地元の人みたい。

早速白ワインを飲みながらうまいパンをついばむ。
トルコのパンはうまい。
ユウコ夫妻が言うには、良質の小麦がとれるからだそうだ。
確かに香りもいいし、もっちもちした食感のパンは特に噛めば噛むほど小麦のうまさが感じられる。

イスタンブールの町なかでは、大きな籠に山盛りとなったゴマ付きパンを売り歩く男たちがいる。
イヌ友のBeth(だんなトルコ人)によると、これがまたうまいんだそうだ。
空腹でなかったのか、めずらしく今回手を出さなかったのが悔やまれる。

レストランで頼んだものは、(記憶は定かじゃないが)ぶどうの葉にくるまれた肉と米の温かいやつと冷たいやつ両方、チーズ盛り合わせ、チックビーンズのシチュー、とかを頼んだ。
トルコ料理といえば羊なのでさぞかし香辛料ガンガンな料理だと思うかもしれないが、スパイスは肉調理でない限り控えめだ。
羊も他の国よりも香辛料弱めで料理されているので、苦手な人は逆にダメかもしれない。

頼んだ中でチックビーンズのシチューは特に印象に残っている。
セロリや人参などの香味野菜と一緒に煮込み、蜂蜜を使ったちょっと甘めな味付け。それが豆と良く合っていて全体的にとても優しく調和している。
ぶどうの葉のヤツは冷たいものはNYでもたまに食べる。
でもNYのほど酸っぱくなくって、食べやすい。暖かいのは食べた事がなかったが、とてもおいしかった。NYにも出すレストランあるかなぁ。

ここで、トルコのいいところ。
みんな子供大好き。
ウエイターもレセプションの姉ちゃんも、下のボクちゃんを見るなり、抱き上げそのまま拉致していく。
ここはみーんなそうなんだそうだ。

だから、すっかり慣れているユウコは、「ちょっと!面倒見ててくれる?」と逆にボクちゃんを預けにかかる。
しばらく姿が見えなくてもどうって事ない感じで、私たちはおしゃべりを続ける。
こんな事、アメリカじゃあ誘拐が怖くてとても出来ない。

そのうちウエイターのあんちゃんがボクちゃんを連れて帰って来る。
頭にはシェフの帽子のお土産付き。
あんちゃん、顔濃いぜ。
トルコ 2日目_f0036409_10375681.jpg


お勘定を済ませ、そして今日もまた昼間っからほろ酔い気分だ。 ひゃっはっは。

外にはタイル屋さんが並ぶ。
こういうのをインテリアにうまく使えば、お部屋はぐっと異国情緒にあふれるに違いない。
ただし、間違えるとただのガラクタにしか見えなさそうだ。

満腹なおなかをこなすため、ここから歩いていける城壁に向かった。
イスタンブールが東ローマ時代にまだコンスタンチノーブルと呼ばれていた頃、テオドシウスⅡ世によって建てられた3重壁がこの城壁だ。
でもユウコと一緒にどっからみてもどこがどう3重なのか分からなかった。


この後は家に帰り、明日からの週末旅行に向けてゆっくりして終わり。
by yyaby | 2006-07-14 10:53 | おたのしみ