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トライアスロンをライフワークとするYabyが綴るめしメニュー。たまにワンコもね。


by yyaby
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お母さんと姪っ子がNYに来た! 4

次の日にはもう日本に帰らないといけないので、この日が唯一のNY観光の日。

夕方からはLeeの実家のウエストチェスターに行かないといけないし、お買い物もしたいというので、観光するのは1箇所だけにした。

やっぱり’自由の女神’は行っとかないといけないでしょう。

実は私、まだ島まで行った事がなかった。
住んでるんだしそのうち行けば、と思っていたらテロ後Closeしてしまった。
最近になってまたOpenし、今は自由の女神の中まで入れる。

朝、Taxiを拾ってマンハッタンの南端まで行くと、もう結構長い列になっている。
どこでTicketを買うのか最初わからなかったので、並んでいる外国人観光客に聞いた。(汗;)
船はどんどん出るので列はすぐに前に進んだ。

天気がとっても良かったので、気持ちよかった。
姪っ子と段々近くに見える自由の女神をデジカメで撮って、見せあいっこしていた。
お母さんと姪っ子がNYに来た! 4_f0036409_13223036.jpg

「なあ、アメリカ横断ウルトラクイズって今もあるの?」
「知らんよ。高校生クイズ選手権なら毎年やってるわ。」
「もう無くなったんやったっけかなぁ。あ、うちの高校、高校生ウルトラクイズで優勝したんやよ。すごいやろー。」
「ふうん。そうなんやー。」

と、どうしてもウルトラクイズを思い出さずにはいられなかった。
あの頃は、ハワイの砂浜とかアリゾナの砂漠地帯とかグランドキャニオンとかを見て、すごいなー、私も行きたーい!と思ったりしてたもんだ。

そうこうしているうちに島に着いた。
Audioセットも借りたので、3人でヘッドフォンを着けて日本語の説明を聞きながら島の周りを歩く。
説明では、なぜフランスから贈られたか、どうやって資金調達したか、など等が語られていた。
女神像を設計したのは、エッフェル塔を設計したエッフェルさんなんだそうだ。 ヘェヘェヘェ~。
資金集めに貢献したのは、有名なジャーナリズムの賞’ピューリッツァー’のピューリッツァーさんで、彼の新聞社を通して行われたそうだ。

アメリカとフランス、近年ではイラクをめぐってドロドロしてるけど、昔はこーんなに仲良かったんだぁ。

女神像の真下に来たので、間近で写真を撮ってみる。
お母さんと姪っ子がNYに来た! 4_f0036409_13321757.jpg


この後は時間もないので、エリス島(昔移民の玄関口だった小さな島)は飛ばして、そのまま帰った。


次はおみやげ。
お母さんが家族へのお土産を適当なブランドの店で買いたいというので、COACHに連れて行った。
この日は日本人の店員さんが3人もいた。

お母さんはいろいろ今回の旅行をManageして成田まで付いて来てくれた姉に、秋の新作のバッグを買った。
使い勝手もよさそうでいい感じのバッグだった。
私にもなんか小さいものを買ってくれるというので、せっかくだから棒状のスカーフを買ってもらった。

気が付けばもうウエストチェスターに向かう電車の時間も迫っていた。
急いでTaxiを捕まえ、ホテルに荷物を置き、ついでにLeeをアパートの前で拾い、ハーレムからMetroNorthに乗った。

電車の中、お母さんも姪っ子もちょっと緊張した様子。

駅に着いたらLee母ちゃんのバーバラが迎えに来てくれていた。
簡単な挨拶をして早速向かう。
姪っ子は英語を習っているものの、シャイなので挨拶の時ちょっとモジモジ。
お母さんは愛想よく日本語で挨拶していた。

今日はLeeの家族がメンバーになっているClubHouseで食事する事になっている。
ウエストチェスターやコネチカットあたりにはClubHouseがいっぱいあって、ユダヤ人専用のところとかヨットClubとか、まあいろいろあるようだ。
Leeん家が所属している’Orienta’というところは、テニスコート、プライベートビーチ、プール、子供の遊び場、大人のBarエリア、レストランといった感じ。

日本ではこういう会員制Clubというのが一般的でないので、お母さんには「公民館の集まりのもっとハイソにしたような感じ。」と説明しておいた。

本日は野外BBQの日となっているので、外でグリルされた肉や魚その他の料理を自由に取って食べる形式。
姪っ子はとうもろこしと肉ちょっとだけしか取ってこなかった。食べ物には随分ピッキーだ。
そしたらLeeの甥っ子クリス(歳は姪っ子のひとつ下)もとうもろこしと何かちょっとだけで同じよう感じだった。
Lee姉ちゃんマリリンが、「見て、この子たち。おんなじもんをこんだけしか取ってきてない。」と笑う。

クリスは大の仲良しも来ていたので一緒に遊びたくてしょうがないみたいだったけど、マリリンの「ビーチに案内してあげて。」の命令に従い、姪っ子を連れていった。

その間私たちは昔話とか日本の話などに花を咲かせていたけど、デザートの時間になって少し心配で見にいった。
”何行ってるかわかんないし、つまんない...”と泣き言を言うかと思っていたけど、「男の子たちって元気だね。」と明るく言うので、そのままクリスに「デザートコーナーに連れてってあげて。」とお願いして置いていった。

しばらくして姪っ子が戻ってきて、「スプーンある?」と聞く。
どうしたのか聞くと、男の子たちが1本のスプーンで一緒にアイスを食べているのですぐ溶けてしまうのだそうだ。
「じゃあ、そこの働いてる人に’Can I have a Spoon?’ってもらってきなよ。」と促す。
え''~と躊躇してたけど、「早く!ほら!」と言うと素直にもらいに行った。

後からどうなったか聞いたら、「スプーンもらってクリスにあげたらありがとうってさ。」と嬉しそうに言った。
良かった良かった。

きっと姪っ子にはこんな小さい事だけど忘れられない’はじめの一歩’になった事だろう。


食事も終わり、私たちはまた電車に乗ってマンハッタンに戻った。
ホテルの前でお母さんが泣きながら、「Lee君、明日は会えないからここでさようならだね。ありがとうね。」と言う。
何も義理息子にまで涙しなくても。

「あした8:45に迎えにくるから、寝坊しないように。」と念押しして、私たちはアパートに帰っていった。
by yyaby | 2006-08-19 14:27 | おたのしみ